皆様、こんにちは!
梅雨明けが待ち遠しい日々が続いています!
雨に濡れ、木々の緑も青々と深みを増していく季節ですね。
木々に加えて、雨が降っているときの外の匂いで一層梅雨を感じている今日この頃です。
今回は、京都で行った改修工事についてご紹介したいとおもいます!
↓それではどうぞ!!↓
まず、作業に取り掛かる前の状況がこちら
ここからどのように変わっていくのかワクワクしますね…!
こちらは、地面に敷いていたコンクリートを撤去して
撤去した部分に砕石を敷いて転圧をかけて地盤を整えたところです。
この砕石敷きが、アスファルトやコンクリート・インターロッキングなどの
すべての『下地』になってくるのです…!
ここから、ついにアプローチ部分の施工が始まります。
奥に伸びている囲われた部分は、花壇になるスペースです。
最後の仕上げに植栽が入ります。
アプローチ部分には板石を貼っていきます。
この板石の種類は白御影。
『白』と言っても、少しサビがはいっていて、
味のある素敵な雰囲気を醸し出してくれています。
↑石積みに絡む部分の板石は、形に合わせて加工を施します。
これぞプロの技…美しい…!!!
お次は、インターロッキングの地作りをしていきます。
砕石の地盤の上に砂を敷いていきます。
整えていくと…↓
こんなにキレイに…!!
この地作りが一番大事で、ここを怠ると仕上がりがガタガタになってしまいます!
この砂の地の上にインターロッキングを敷いて行きます。
↑綺麗に仕上がりました!
そしてここでも、石積みに絡む部分は全て石の形に合わせて加工してあります。
一枚一枚合わせながらカットする細かい作業故、とても時間と手間がかかります。
そこを惜しまずに進めたことでとても自然に、綺麗に仕上がりました…!!
こちらは、フェンス吊り込みの写真です。
このフェンスは、うちの設計とオーナー様で
門真のショールームへ行って選んだ商品なのだそう!
門を出てすぐに道路だと味気ないし、目隠しが無いのもちょっと嫌…
だからといって、がつんと大きな門塀を作りたい訳ではない…
そこで選んだのがこの格子でした。
程よく抜けて、目隠しにもなる、和風な雰囲気もお家のイメージとぴったりでした!
ちなみに、正面の格子と両端の格子の高さがちがうのは、
一面として捉える部分を狭くすることで
重い雰囲気を和らげ、且つ、立体感を出すためだそう!
細かい部分もこだわりを詰め込んでます…!
植栽は、オーナー様からリクエストのあったオタフクナンテンをはじめ、
四季を彩る樹種がふんだんに使われています。
中木などの樹種は、オーナー様にも一緒に選んでいただきました!
格子の両側に植栽を入れることで、
外からも内からもアプローチとして楽しむことが出来るんだとか。
◎完成◎
色々な段階を踏んで、ついに完成しました!!
正面から見ると、元からあった松とマッチしてスケールが大きく見えますね。
今回の工事は、元の雰囲気を壊さずにちょっと華を添えてあげるような、そんな感覚だったように思います。
これからの季節もっと鮮やかな緑になっていく木々たちを、
日を増すごとに味が出てくる石たちを、
ゆっくり楽しんでいっていただけたらと思っております!